12月まであとわずか。
急に寒くなりました。
京都の紅葉もいよいよ見頃です。
といっても、どこへも出かけておりません。
いいところたくさんあるんですけどね。
ちょっとした公園の木々や堀川通りの銀杏の並木など秋のきれいな景色を楽しんでます。
さて、今日はこの間少し書いた「鍾馗(しょうき)」さんのことを少し。
しょうきさんは京都の家(特に町家)の玄関上、1階の屋根の軒先あたりで見られます。
T字路の突き当たりに玄関がある家の入口上のあたりや通り向かいの家と玄関が向かい合わせになっているお宅によくあります。
病に伏せっていた中国の玄宗皇帝の夢の中に現れ鬼を退治したのが鍾馗(しょうき)。
皇帝は目覚めたときには病が治っていたという話があるそうです。
日本では、新築のお向かいさんが鬼瓦を取り付けてから奥さんが病気になってしまい、どんな薬も効き目がなかったけれど、
玄関の屋根に鍾馗さんを飾ったら病気が治った。という話があるそうです。
そのようなことから厄除けとして飾られてきた鍾馗さん。
京都の中でも特に上京区や中京区あたりのお宅でよく見られます。
それにしても「しょうきさん」って、なんか親しい知り合いを呼んでるみたいです。
しょうきさんのお顔もいろいろあるようです。
前に、金色のしょうきさんを見つけたときにはびっくりしました!