12月13日は事始め。
芸事の世界では新年を迎える行事として引き継がれてきた節目の日。
京都では舞妓さんや芸妓さんが師匠やお世話になったお店を訪れて
一年のお礼と新年のご挨拶される様子がニュースにもなってました。
さて、昨日は地歌の演奏会に行きました!
大阪市中央公会堂での菊央雄司さんのリサイタル。
あまり経験のないジャンルの演奏会です。
三絃、箏 尺八に舞。
ここちよくのびてくるいいお声でした。
最後に演奏された「残月」という演目が特に印象的でした。
磯部の松に葉隠れて
沖の方へと入る月の
光や夢の世を早う
覚めて真如の明らけき
月の都に住むやらん
今は伝手だに朧夜の
月日ばかりは廻りきて
美しい言葉と音の波がこころに静かに打ち寄せてくるようでした。
会場は大阪市中央公会堂
歴史を感じる美しいたたずまいです。
立派だ!