毎月25日は天神さんですが、
6月25日は夏越(なごし)の天神さん。
夏越(なごし)の天神さんでは楼門に大きな茅で作った輪が掲げられます。
暑い夏を控えたこの時季に行われる庶民の健康と厄除け・無病息災の祈願です。
大きな茅の輪は前の日に作られて楼門に掲げられ、
25日早朝から「大茅(おおち)の輪くぐり」が行われます。
素戔鳴命(すさのおのみこと)に旅の宿を供して難儀を救った
蘇民将来(そみんしょうらい)が素戔鳴命の教えに従って
腰に茅の輪をさげたろころ、その子孫に至るまで厄疫なく栄えた
という故事にならって受け継がれてきた神事だそうです。
茅の輪をくぐり罪穢や厄難を祓い落とすといわれます。
「いいですよ~」の合図があると、参拝の方々がこの茅を少しいただいて
小さな輪にしてお守りにするのに持って帰っていかれるそうで、
遅い時間に行くと、楼門の大茅の輪はその原型をとどめていません。
手の届かない上だけが残ってます。
今日も行った時間が遅くて上だけ残ってました。
輪の面影はほとんど無し。
楼門を過ぎて、本殿の前にもくぐり抜けられる茅の輪があります。
たくさんの方がくぐってました。
くぐり方の順序の説明がありました。
1回目に反時計回り、
2回目に時計回り、
3回目にもう一度反時計回りで計3回。
さらに、そのときに唱える言葉も説明されてました。
1、みな月のなごしの祓いをする人は千歳の命のぶるといふなり
2、思ふ事みなつきねとて麻の葉をきりにきりても祓いつるかな
3、蘇民将来、蘇民将来
今日は修学旅行の学生さんたちが、案内板をしっかりと読んで
ブツブツと唱えながらくぐってました。
日々の生活の中で身につけた罪穢れを祓い落とす大祓式は6月と12月行われますが、
6月30日に行われる大祓式は、元気に夏を越すことを願って行われることから
「夏越の大祓」ともいわれこの茅の輪をくぐって夏の無事を願います。
昨日はこんな舞もされてました。