少し前は通りをピンクに彩っていた
二条城の西側のお掘の桜は今は鮮やかな緑。
代わって通りを挟んで反対側のハナミズキが通りを彩っています。
白・ピンク・白・ピンク、そしてグリーン。
通りが近づいてくると、このやさしいきれいな色合いに目が留まります。
京都の街角でよく見かけるハナミズキ。
桜の後の楽しみです。
さて、ハナミズキといえば思い出す。
一青窈さんのハナミズキ。
やさしさが伝わってくるような曲ですよね。
結婚式でもリクエスト入ることもあります。
でも、歌詞を読んでみると、
やさしい、穏やかな世界がそこにあるって感じはするけれど、
わかるようなわからないような…。
君と好きな人が百年続きますように♪
って結婚式にはどうよ?と気にもなる。
実際、
「ハナミズキ」は自分の大切なひととその人の好きな人が
せめて100年続けばいい
そういう願いを込めて創りました。
と一青窈さんがコメントされてる記事を見ました。
実は、この「ハナミズキ」の詩は911のテロ事件を受けて書かれたそうです。
「ハナミズキ」発売によせて一青窈さんがコメントされてました。
何かもっと人と人はやさしさを交換できないものかと思われたとか。
そして、自分の周りにある平和を思ってみると、
昔友人と過ごした場所にハナミズキがあったことを思い出したそうです。
明治42年頃に東京市長がアメリカに贈った桜の返礼として贈られらてきた花水木。
そして年を経て、ワシントンのポトマック湖畔は桜で彩られ、
日本の家庭や校庭には花水木が花をつけている。
何年もかかってお互いの思いがいまだカタチとして目に見え
花として実を結んでいるというのが美しいと思ったとのこと。
詩が書かれた背景を思うと、「君」は恋人だけじゃなくて、
家族だったり、友人だったり、大切な人なのかもしれません。
大切な人とその大切な人の幸せを願って、そんな願いが広がって
穏やかな平和な日々がくることを願って書かれたのでしょうか。
ハナミズキはそんな願いの象徴として書かれたのでしょうか。