ベールアップのコツ

カテゴリ: スタッフ日記
2010.03.17

結婚式のとき新郎様が新婦様にさりげなく手をさしだして
エスコートする姿はやさしさが伝わってきてかっこいいもの。

同じように、誓いのキスの前にベールアップをするときも
新郎様にスマートにベールアップをしていただきたいところです。

エスコートするのは結婚式に限ったことではないけれど、
ベールアップは結婚式でしかしないこと。
「ベールをあげるだけでしょ」って簡単そうだけど、
案外うまくいかないことがあります。
新婦様と一緒に実際にベールアップしてみてくださいね。

<ベールアップのやり方とコツ>

1、新郎様は片足一歩踏み出して新婦様に近づいて

2、肩幅くらいに両手を広げて、ベールの内側に親指がくるようにして
  ベールの端を軽くつまむように持ちます

3、ベールの端を持った手を大きく上まであげてゆっくり向こう側へ

  新郎様がベールをあげるとき、新婦様は足を少し前後にして
  膝を軽くまげて上体を低く(あまり前かがみにならないように)

4、新郎様はベールをゆっくりとおろします
  
  そのとき最後に手の平が上になるようにするとベールの端も 
  きれいにおろしやすいです
  
5、ベールを最後までおろしたら、新婦様の両腕に軽く手をそえて
  かがんでいる新婦様をやさしく立たせてあげるとステキ 

6、もしもベールの裾が折れていたらきれいにのばして

7、新婦様の肩よりも前にベールがかかっていたら、ベールを肩より
  向こうへやって、お顔がよく見えるように

8、そして、誓いのキスのときは新婦様の両肩ちょっと下あたりに手を添えて

花嫁を守るといわれるベールをあげることは、ふたりの間の壁を取り除き、
新郎の「これからは僕が守ります」という約束でもあるのだと思います。

結婚式の前のリハーサルをさせていただくとき、
それは手順を確認するだけでなく、
これからの本番でご列席の方々の視線をがんがん集めるおふたりが
”皆様の前でスムーズにスマートに動いていただけますように”
と思って説明しています。

細かなことに気をとられてコチコチになったり、
無理矢理かっこつけることもありません。
慌てずにやさしい気持ちで行えば大丈夫。